本の感想をつらつらと✍️子ども、子育て視点多め。 転勤族かつ人に頼るのが苦手な私は、迷ったときはまず本を読みます📚気になる本は買う派です。 ブックカフェも好き!残しておきたい考えや言葉は読書ノートに📝
今回はこちらの本を読みました。
百ます計算でお馴染みの隂山英男さんの著書です。
我が家には小学1年生の娘がいます。
冬休み前から百ます計算プリントが小学校で始まり
発案者である隂山英男さんに興味を持ちました。
家での勉強=おうち学習の取り組みの習慣化はできていますが
内容は合っている?と常に思っていたので、参考になればという気持ちで手に取りましたが
読んだ結果、学習においても生活においても
基礎が大切であるということが改めて理解でき、とても参考になりました。
↑著者発案の百ます計算。
著者の隂山英男さんは小学校教諭を経て
反復練習で基礎学力の向上を目指す「隂山メゾット」を確立しました。
百ます計算ドリルなど、おうち学習するための基礎ドリルも作成。
おうち学習を推奨する理由としては
通っている学校により学力差、学校差があるため
学校から自立をし、おうちで学習して学力を向上させる必要があること
また、我が子に合わせた学習計画を作れること
を挙げています。
印象に残ったポイントは・・・
◾️毎日の取り組みは音読・百ます計算・漢字
基礎学力に必須なのは、算数と漢字。
そのために「音読・百ます計算・漢字」の3つを毎日取り組むこと。
時間としては15−30分。
毎日同じことに取り組むことで、スピードアップをはかり
学習密度を上げることにつながると言います。
◾️先取り学習ではなく追い越し学習
端的にいうと、春休みからGWを目標に1年分の算数と漢字を済ませるということ。
つまりはその学年の基礎である算数と漢字を予習する。
その予習を年間で3回取り組むことで、超強力な基礎を作るとのこと。
予習のためのドリルも考案されています。
この予習においては印象的だったエピソードが出てきました。
コロナ禍に福岡県田川市において自宅学習を余儀なくされた小学生。
そこで「たったこれだけプリント」と「◯年生の漢字」の2冊を全小学校に配ったところ
成績が上がったというもの。
この証明はとてもよくわかる参考例だと思います。
導入する決断をして全小学生に公表で配った田川市もすごい。。
我が家もこの書籍を読んでから、即購入。
内容はとてもシンプル。
また他のドリルよりも安価であると思います。
春休みから取り組んでみる予定です。
◾️環境を整えて、脳を鍛える
おうち学習をする上では、環境作りも大切と書いています。
早寝早起きをし睡眠時間を確保、朝ごはんはしっかり摂る、テレビの横に図鑑や地球儀等
この辺りは他の本でもよく言われる内容ですが
学習をする習慣の前に、生活の習慣をしっかりとさせることを推奨しています。
◾️わからないことがあればすぐに説明しても良い
おうち学習を円滑に進めるためには親のサポートは必須。
勉強に取り組んでいることを褒める等のことも書いてありましたが
私が印象に残った点は、わからないことがあればすぐに説明してもOKという点です。
わからない〜と困っていると少し考えたらわかるでしょ、、
と待ってしまうことも多いですが
著者は集中して終わらせることのほうが大切と言います。
あれこれと教えすぎず、端的に説明をする。
理解するまで考えさせるよりも、まずは覚えさせる。
その考え方は私の中には無く、考えることを重視してしまっていました。
教えるにしても、褒めるにしても、サポートの仕方はとても大切だなと改めて思います。
やっぱり基礎が大切
おうち学習というととてもハードルが高く感じられますが
この本を読むことで少し気が楽に、かつ単純に考えられるようになった気がします。
いわゆる「隂山メゾット」を理解するにはとても良い本だと思います。
学習の取り組みの仕方は理にかなっていると感じました。
本の通り進むかと言えば、それも我が子によるとは思います。
習慣化し定着するまでは時間が掛かるとみて、取り組んだほうが良さそう。
コロナ禍での田川市の取り組みも
生活が止まっていて取り組みやすかったことが一つのポイントだと思います。
現在では生活は動いている中での取り組みとなるので
まずは生活の基礎が整っていないと難しいかなとは感じます。
我が家では早速ドリルを3種ともに入手してみました。
毎日の取り組みを見直し
1年の終わり春休みからの追い越し学習に取り組んでみたいと思います。
おうち学習に迷った時は読み返したい一冊です。
隂山さんの著書や監修したドリルは他にもたくさんあります。
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