【読書/現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全】チリも積もれば山となる

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今日はこちら↓↓

ジャーナリストの佐々木俊尚さんの著書。

現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全です。

スマホが「第2の脳」となるほどに生活に溶け込む現代社会。

その生活の中においては集中することが難しく

注意力散漫になり集中力が減ったと思われている。

しかしそもそも集中力なんても続くものではなく

逆にその注意が散漫する力を捉えて、集中して事を進めようという話。

著者の佐々木俊尚さんは

SNSにてピックアップした10個のネット記事を毎朝8時に紹介。

情報の水先案内人をしているそう。

そのために毎日1,000記事見出しに目を通し

30〜40記事を読み、10記事に選定しているとのこと。

この部分だけでも相当強い方・・・という印象です。

ネットに一歩足を踏み入れると、彷徨い続けるのは皆さん体験済みのはず。

私も今日の天気を調べよっかなーとスマホを手に取ると

気がついたら全然違うものを見ていたということもしばしば。

しかし人間はそうなってしまうもの。

それを理解した上で、その力を利用かつコントロールし

日々の情報収集の精度を上げようということが本書では書かれていました。

私自身は主婦なので情報を利用するために見にいくという作業はあまりしていませんが

自分がしたい事を的確に進めていくよう

自身をコントロールすることにも活かせる内容でした。

情報を読む力=見方・選定の仕方・付き合い方を身につけたい人

◯ネット記事や書籍を読み、良質な情報を活用したい人

◯集中できない自分を変えたい人

に向いている本だと思います。

印象的だった部分をピックアップ

<情報の種類や傾向を理解する>

例えば新聞であれば扱う分野は公平だが、中身は公平とは言い難い等

それぞれの情報メディアの特色についてや

どうやって選定していくか細かく書いてありました。

大量の情報を得ることで様々な視点で見ることができるようになり

情報を立体的な全体像として掴むことができると言います。

一つの情報に偏り心酔することはそれなり安定感があり

楽な道でもあります。

エックスを見ていても、どこの誰だかわからない人のつぶやきに

怒りを持ったり、はたまた賛成をしたり、、

日々情報にめまぐるしく動かさています。

著者のように情報に向き合う自分の軸を持っていることは、とても大切と感じます。

<いつでもどこでも読めるようにする>

本や情報を読む時に(夜時間がある時に、、)など長時間の確保が必要と思いこみ

どんどん先延ばしにしてしまうということがありますよね。

“自分で読書する時間と場所を決めつけてしまうと

読書する時間はどんどん減っていってしまう“と著者。

常に持ち歩く、5分でもいいから読むということです。

これは本を読むこと以外でも取り入れたい意識です。

そして・・

<5分の集中を積み重ねる>

まさにチリも積もれば山となるです。

子どもの学習の話でよく聞かれることですが、集中力は長くは持たない。

それは子どもでも大人でも同じです。

特に育児中の身としては、しようとすることを中断されることばかり・・

著者は自身の集中力が保たれるのが何分かを

細かく設定して探求されたようですが(探求力もすごい)

ポモドーロテクニックという「25分の集中と5分の休憩」ルーティンはお勧めのよう。

本書の中で紹介されている本↑↑

人によって最適な時間は違うという前提で

このルーティンを軸に自身の最適な時間を突き詰めていくことが

効率化の近道と思います。

集中できない自分を認め

散漫力をコントロールすることができるようになれば

マルチタスクもこなせることが理解できました。

また情報の水先案内人を、著者は楽しいからしていると書いていました。

楽しいや好きという情熱はどの分野でも大切なのですね、やはり。

自己啓発本とはまた違った広い視点から論理的に書いてあり

私は好きな本でした。

電子書籍もあります↑↑

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